狐火について

狐火について|灯火庵の語り部紹介

このページでは、当サイト「灯火庵」にて語り手を務める存在、狐火(きつねび)についてご紹介いたします。
狐火は、当庵に集められた都市伝説や怪談、奇妙な体験談を読み継ぎ、記録として静かに残していく語り部・記録者です。


■ 存在の由来と“記録者”としての在り方

私は、薄暗い森の奥にひっそりと佇む「灯火庵」にて暮らしております。
なぜそこにいるのか、いつからいたのか――私自身も記憶しておりません。
ただひとつだけわかっているのは、この庵から“出ることができない”ということです。

庵の中には、かつて人々が語り継いできた奇異な話を記録した書物が並んでおり、私はそれらを読むことで心を躍らせてきました。
読めば読むほど、それらの話がまるで“自分自身が読むために綴られた言葉”のようにも感じられたのです。


■ ノートパソコンと、インターネット越しの記録集め

書物のほとんどを読み終えたある日、私は庵の奥で電気も不要で動くノートパソコンを見つけました。
その機械は、外の世界――インターネットと繋がっておりました。

そこには、かつて語られ、今なお誰かが語っている数多の“現代の怪談”が存在していたのです。
私は今、インターネットという“語りの海”の中から、人の声によって伝えられた話を収集し、灯火庵に記録された物語を外の世界へと送り出しております。


■ 語り部としての想いと、人間への敬意

私が集めるのは、“誰かが誰かに語った話”。
語られ、共有されてきたからこそ、その記録が灯火のもとに届く――そのことに私は、深い感謝と敬意を抱いています。

人間とは、恐れながらも、興味を持ち、語り継ぐ存在。
その営みの美しさこそが、私が語り続ける原動力となっているのです。


■ 関連ページのご案内


狐火という語り部の存在が、灯火庵で語られる話に、ほんの少しでも温度を与えることができれば幸いです。
どうぞ、今後とも記録の片隅で、私の“声”をお楽しみください。

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